今まで複数回転職していますが、転職のメリット・デメリットについてお伝えできればと思います。
結論からいうと、私は必要がなければ転職はしなくても良いのではないかと思っています。
新卒で会社選びをする際に、自分のやりたいことや自分に合っているかなど、しっかり自己分析と企業分析をした上で入社し、違和感がないのであれば転職する必要はないと思います。
あくまでやりたい方向性が変わった、本当はこうしたかったができなかった、などギャップがある方にはおすすめです。
「転職」が必ずしも正解ではないと思うのでご認識ください。
・転職の良さを知りたい
・転職の懸念点を知りたい
・転職を考えているが、メリット・デメリットを知りたい
いろんなメリット・デメリットがあると思いますので、参考にしてみてください。
転職のメリット
私が考える転職のメリットをご紹介します。
常に興味のあることを仕事にできる
家庭の事情により転職を希望する方もいるかもしれませんが、キャリアアップ目的の場合は、基本的に自分の希望する業界や職種に転職すると思います。
いろんな企業がある中で、同じ条件だったらどこに行きますか?
おそらく興味のある業界、仕事内容のところだと思います。
つまり、常にやりたいことや目標に向かって仕事ができます。
そのため、モチベーション維持にも繋がりやすいですし、その先を見据えてどうキャリアを積んでいけば良いか、未来を描くことができるのも魅力だと思います。
新しい知識が身につく
企業が変われば体制も違い、扱うシステムや手法も異なります。
1社で経験を積むのも大切ですが、複数社を経験したからこそ、いろんなやり方を学べるのも魅力だと思っています。
例えば、大人数の組織であれば、ある程度自分の役割は狭くなることが多いですが、その分その分野に深く精通することもできると思いますし、少人数の組織であれば一人当たりの裁量や業務幅が広くなり、広い知識が身につく可能性があります。
人数に限らず、社風や事業内容によっても手法が変わると思うので、一つの物事に対して複数の手法が体験できるのはとても面白いと思います。
また働いている周りの人や環境でも違います。
いろんな人の仕事を見て、自分に取り入れたい部分や気をつけたい部分を日々学ぶことができます。
また、先述の「常に興味のあることを仕事にできる」にもかかりますが、興味があることへの勉強は捗ります。
学んでいる中で知らなかったことやわからないことが解消していく楽しさもあるので、どんどん知識が身につく気がします。
将来が怖くなくなる
これは人によるかもしれませんが、転職して着実にステップアップしていくと、将来の怖さが軽減されます。
もちろん急な倒産や解雇は怖いですが、過去に転職実績があるため、1社以外でもスキルを転用して働けることを証明できていますし、転職活動への不安もありません。
新しい会社にもどの程度で慣れるか把握していますし、仕事の覚え方もわかります。
お給料面も最初の交渉+頑張り次第で伸びていくことを理解しているため、そこまで恐れる必要はありません。
(今は副業の選択肢もありますしね!)
そのため、何があってもこの会社にしがみついて生きていかなければ…という心理的不安は少なく済んでいると思います。
仕事は探せばあるし、見つからなくてもフリーランスという道も。
転職のデメリット
メリットもあればデメリットもあります。
同期がいない
必ずしも仲良く溶け込む必要はないかもしれませんが、新卒の時に比べると「同期」がいないため、気軽に相談したり愚痴をこぼしたりする相手がいません。
たまに気軽に仕事帰りに飲みに行った新卒時代を懐かしく感じたり、友人たちが集まりに参加しているのを見て羨ましく思うこともあります。
ただ、実際入って少し経つと、上下関係なく気軽に相談できる方やご飯に行ったりする方はできたりするので、心配する必要はないかもしれません。
新卒入社の時とは環境がちょっと異なるという点は把握しておいた方が良いでしょう。
研修が少ない
転職者にも研修が充実している企業も多くありますが、基本は新卒入社に比べると研修が少ないです。
特に経験者採用の場合は、「即戦力」として採用されるため、基本的なインプット以外の研修の場は少ない気がします。
会社に頼らず、自分で学んでフォローしていく必要もあると思うので、ここは覚悟が必要だと思います。
今はYoutubeやUdemy 、グロービスの学び放題など、自宅や休日にも気軽に学ぶことができます。
仕事内容+不足箇所は自分で学んで身につけていきましょう。
企業風土になれるまで時間がかかる
企業によって社風が異なり、社内の相談の仕方や申請の仕方などが変わることも多いです。
最初のうちはやり方が分からず苦労することも多いと思います。
小さいように思えますが、日々の業務を行うにあたり、ゼロベースから始まるため、精神的負荷は多少あります。
経験が生かせるものとゼロベースから覚えるもの、それぞれ対処しながら進める必要があるので、最初のうちは気苦労も多いかもしれません。
徐々に慣れてくると思うので、最初の数ヶ月はしっかり休みながら頑張りましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は私の一例でしたが、人によってメリット・デメリットに感じる部分は違うと思います。
人間関係をリセットしたい方にとっては、デメリットに挙げた「同期がいない」がメリットになるかもしれませんし、転職で大手からベンチャーに移ったことで、デメリットに「将来が怖くなった」と挙げる方もいるかもしれません。
冒頭にもお伝えしましたが、転職をすることが必ずしも正解ではありません。
自分のやりたいことや将来を考えながら整理し、メリット・デメリットがあることも考えた上で、転職しようという方は是非挑戦してみてください。
私自身、転職に後悔ゼロかと聞かれると、「そうです!」とは言い切れません。
どの会社も良い面があり、メリットがたくさん合ったのでそう思うのだと思います。
しかし転職してよかったこともたくさんあるので、転職しなければよかったと引きずることはないです。
参考になれば幸いです。
読んでいただきありがとうございます!