転職をしたい理由は?モヤモヤを整理しよう

「このままここで働いて良いのか」「今の働き方に不満がある」「もっと自分に合ったところがあるのではないか」とモヤモヤすることってありませんか?

今回は実体験をもとに、なぜモヤモヤしたのか、そして転職した理由をお伝えします。

こんな方におすすめの内容です

・ずっとここで働いていて良いのか悩んでいる

・働き方や仕事内容にモヤモヤしている

・転職をするべきか、残って働き続けるべきか悩んでいる

必ずしも転職をすることだけが正解ではなく、個々の思考や環境でも道は変わってくると思います。

正解不正解がないからこそ悩むものだと思いますが、参考になれば嬉しいです。

もくじ

モヤモヤを解消しよう

今までは普通に働いていたのに、突然モヤモヤすることはありませんか?

環境の変化による外的要因や、心境の変化による内的要因などさまざまな理由があると思います。

自分がどうしたいのか、ぜひ整理してみてください。

何に対してモヤモヤしているのか

今モヤモヤしている理由を書き出してみましょう。できるだけ詳細に書き出すのがおすすめです。

例えば、「このまま現在の会社で働き続けることに悩んでいる」場合、

・部署異動や職種のローテーションがなく、同じ仕事内容でしか経験が積めない

・給料が上がる見込みがなく、今後のモチベーションが継続できるか不安

・会社の業績が悪く、長く働く未来が見えない

・人間関係が悪く、耐え続ける生活が辛い

などさまざまな理由が考えられます。

それが他人と比較して思っていることなのか、自分の理想と比較して思っていることなのか、

考えるとさらに明確化すると思います。

他人と比較して思っている場合は、一時的なもので時間とともに気にならなくなることも多いです。

例えば、「部署移動や職種のローテーションがなく、同じ仕事内容でしか経験が積めない」の理由が、「周りの友人たちと比べて自分が劣っているようで気になる」であれば他人との比較、「本当はこうなりたいのにそれが叶わない」であれば自分の理想との比較だと思います。

「ありたい姿」はどんな姿?

「モヤモヤする」ということは、「ありたい姿がある」ことだと思います。

先程のモヤモヤ例をもとにすると、以下のような理想が考えられます。

・部署移動や職種のローテーションがなく、同じ仕事内容でしか経験が積めない

 本当は●●の仕事にチャレンジしたいと思っている。

 こういった経験を積みたいと思っている。

・給料が上がる見込みがなく、今後のモチベーションが継続できるか不安

 30歳でこのくらいの給料が欲しい

 50歳までにはこのくらい稼げるようになりたい

・会社の業績が悪く、長く働く未来が見えない

 このままだと何年後かには事業撤退やリストラが考えられる

 長く働き続けられる会社で働きたい

・人間関係が悪く、耐え続ける生活が辛い

 自分から意見を発言しても良しとされるところで働きたい

 和やかな雰囲気の会社でゆとりをもって働きたい

どんな仕事内容や働き方を望むかは人それぞれだと思います。

自分がどんな姿でありたいのか、モヤモヤ理由をもとに考えてみましょう。

それは今の会社では実現できない?

モヤモヤとありたい姿を整理したら、それが今の会社で実現できないか考えてみてください。

例えば、「●●の仕事がしたいと考えているが、部署異動ができなさそう。転職するしかない」と考えている場合、

その内容を上司や会社の方々に伝えているでしょうか?

近年はどの会社も新しい部署ができたり、働き方改革をしたり、変わりつつあると思います。

「まだ発表はされていないけど実は副業が解禁になる」「もっと希望の部署に異動しやすくする方針だ」「転勤は希望制にする」なども考えられる世の中だと思います。

信用できる上司や人事部の方に一度考えや想いを伝えてみるのも良いかと思います。

手を挙げずに気づいてもらうのは難しいため、チャンスは掴みにいきましょう。

社風や環境もあると思うので、必ずしも伝えることが正とは言い切れません。伝え方などにはご注意を。

今の会社の良いところはどこ?

転職をした場合、現在の会社に戻る可能性は低いです。(出戻り制度なども増えてはいますが)

今の会社で満足している部分も合わせて書き出すことをおすすめします。

・給料面ー基本給、ボーナス、残業代、手当、福利厚生など

・休日ー休日の曜日、年間休日数、半休、時間休、有休消化のしやすさなど

・労働時間ー基本の労働時間、平均残業時間、フレックス有無など

・環境ー周りの人、勤続年数、年齢層、貸し出し機器、オフィス環境、立地、転勤有無など

すでに得ているものも多いと思うので、満足している部分も十分にみた上で、今の会社でありたい姿を目指すのか、転職して目指すのか考えるのが良いでしょう。

「転職するぞ!」モードの時はつい先に目がいきがちです。
今の環境はどうかもきちんと見直して後悔のないようにしましょう。

実体験:モヤモヤの整理と転職軸

私の場合は、以下のように心境の変化が訪れ、モヤモヤを解消しながら転職をしました。

1回目 モヤモヤ期 ーキャリアアップ重視ー

最初は事務職についていました。

自分の持っているスキルや資格には合っており、最初は順調でしたが、数年経つとモヤモヤが始まりました。

理由は以下3つです。

・成長している気がしない

「効率的に仕事をこなせるようになった」「任される仕事の重さも増した」「信頼されるようになった」成長は確実にしているはずなのに心が満たされない状態になりました。目に見えて成長しているとわかるものが必要など思いました。

・評価が曖昧

数字的な目標があるわけではないので、どんなに頑張っても部署の評価に準じた個人評価になることが多くモヤモヤしました。もらえていること自体ありがたいお話ですが、最大化できるものは最大でもらいたいという気持ちが強く、合っていないと感じました。

・やりがいがない

どうしてもルーティンワークが多く、何日までにこれをやる、手配する、連絡するなどスケジュールの管理がしやすいのは良いことですが、新しい仕事が少なく、また自分が関わることで変えられるものが少なくモヤモヤしました。先回りして仕事をしたり、伝え方を変えたり、できることをして喜んでもらえることは嬉しかったですが、大きな変化を感じることは少なかったです。

私は成長も評価もやりがいも、目で見てわかるものが欲しかったと気がつきました。

1回目 転職 ーキャリアアップ重視ー

どんな環境になれば満足するのか考えてみました。

整理し、「定量」「定性」の両方で評価が得られる営業という仕事が向いていると考えました。

・達成感が欲しい

目標に対して達成したのか、プロセスはどうだったのか、次にどう生かすのか考えて行動したい

自分でスケジュールを管理して、動かしてみたい

・評価は数字の定量とプロセスや姿勢の定性の両方で見て欲しい

具体的な数字目標に対してどうだったのか

プロセス評価はどうなのか、方向性は合っていたのか

定量と定性合わせてどう評価されたのかを知りたい

・仕事をする上でのやりがいが欲しい

自分が関わることでどんな変化を起こせるのか

会社にとっても顧客にとっても良い状況を作りたい

残念ながら、その時働いていた会社では職種の変更が出来なかったため、転職を決意しました。

2回目 モヤモヤ期 ープライベート重視ー

満足して転職したにもかかわらず、再度モヤモヤ期がやってきました。

小さいモヤモヤ期はそれまでも何度か来るのですが、今回は解消が難しいものだったため、再度整理し、転職しました。

前回はスキルアップのために転職をしましたが、2回目は働き方を変えたいというモヤモヤでした。

・労働時間が長い

20代は労働時間が長くても平気でした。土日も仕事をしたいくらいワーカーホリック。しかし、30代が近づくにつれずっとこの働き方ができるのか不安に思いました。

・転勤が多い

会社や業界によりますが、比較的転勤が多い状況でした。20代中盤はいろんなところに住め、交流ができ、知見が広がるとワクワクしていましたが、歳を重ねるにつれて落ち着いて暮らしたいと思うようになりました。

・この先の転職に不安

先のことを心配してもしょうがないのですが、業界の幅が狭く、この先転職をするときに厳しいのではないかと不安になりました。年齢を重ねるにつれ、新しいことを覚えられるか不安になり、他の業界も見ておきたいと考えていました。

不安はずっとついて回るので、その度に相談・転職していたらきりがないのですが、どんどん自分の中でモヤモヤが解消できなくなり、溝が深くなってきたため、解消するために上司と話をしたり、キャリアアドバイザーの方に相談したりしました。

私の中では、模索して、それでも解消できない場合は転機だなと考え、キャリアアドバイザーの方に相談したりしています。
今は耐える時か、将来的に踏み出すべき時か、決めるのは自分ですが後悔のないように決めた期間までは考えるようにしています。

2回目 転職 ープライベート重視ー

考えた結果、会社の体制や体質を個人で変えることは難しいため、転職することにしました。

職種は変えず、業界を変え、働く場所も変わりました。

望んでいた「労働時間の短縮」「転勤なし」「異なる業界でのチャンレジ」が叶い、また業界を変えることで給料面もアップしたため、とても満足しています。

プライベート重視を選ぶと給料や待遇が下がるイメージがある方もいると思いますが、最近はリモートワークでどこにいても働け、またフレックスなどの制度を導入している会社も多いです。残業時間も短縮傾向にあると思います。

また、同じ職種であれば「経験者」として採用されるため、業界が違っていても給料は一定担保でき、選んだ業界の年収が高ければアップが見込めます。

ありたい姿はどんな仕事でどんな働き方か、明確にすると転職する際のサポートも受けやすいと思います。

まとめ

仕事内容や働き方のモヤモヤは転職で解決できない場合もあります。

まずはそのモヤモヤを整理し、自分がどんな姿になりたくてモヤモヤしているのかを明確にしましょう。

自分のありたい姿が明確になればなるほど、次の動き方が見えてくると思います。

また、せっかく働いている現在の会社の良いところも見直す良い機会になると思います。

今置かれている環境で満足している部分も洗い出しながら、現在の会社で叶えられそうなことなのか、転職じゃないと無理なのか、考えた上で判断すると良いと思います。

最後に、私は転職の際いつも転職エージェントを使います。

「どのエージェントがおすすめなの?」と聞かれる機会も多いですが、私はキャリアアドバイザーの方との相性も大事だと思っています。

そのため、複数社登録してキャリアアドバイザーの方と面談し、合う方を見つけて、相談・転職を進めるのが良いかと思います。

参考に私が登録したエージェントを3つご紹介します。

是非、キャリアのモヤモヤを解消してみてください。

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